この巻は、ついに高校球児にとって最も重要といえる夏大会が始まるまでのエピソード。単純にこの後の展開が楽しみになる感じ。その前に微妙な展開だけど、三橋の家に集まるエピソードもあって和む。
三橋の幼なじみ的な存在の浜田が、同じ学校の同じクラスに居たというエピソードなかなか良い。浜田は一個上でダブっているから、三橋が浜田の存在に気付かなかった理由として割とすんなり納得できたし。
なにより、浜田と一緒に遊んでいた頃は三橋は別に特殊な性格でもなかったりとか、野球が好きになったのが浜田と遊んでいた時期だというのも良い設定だなあ。その後、野球を続けた三橋と、野球を辞めた浜田。そして今、野球部の応援団をかってでる浜田という展開が、過去を想像させてすごい良いね。
きっと浜田の過去の話もあるんだろうし、そっちも楽しみ。相変わらず、期待感のなくならないおもしろい漫画だなあ。