おおきく振りかぶって 5巻


おおきく振りかぶって (5)

ついに出た!やっぱりおもしろいねえ、この漫画。特に連載を読んでないんで、単行本が出るとホントに嬉しい。今回は夏の大会が始まり去年は甲子園にも行った強豪の桐青と対戦。強豪校と新設校という、高校野球漫画でも結構ありがちな展開だけど、王道な展開だけにさすがに燃える。

どうやって勝つのかという所だけど、常々野村監督がいうように弱者が勝つには策を講じるしかない。正攻法では勝てない。西浦の策と言えば、やっぱり通常のストレートよりも沈まない、ストレートじゃない三橋の真っ直ぐという事だろうか。この球を如何に活かして行くかという点に、捕手の阿部がものすごく気を遣っていてそこがおもしろい。

野球以外の部分でも、読ませる部分が多いのも良いねえ。特に応援に親御さんが来たりするのは当然なんだけど、その辺も結構和やかに読めるのが良いねえ。実際の高校野球っぽくて。子供に文句を言われるから、声をかけられないのとかは微笑ましいし。

強豪校が相手だけあってさすがに一筋縄では行かないんだろうから、今後の展開は当然ピンチを迎えるんだと思う。夏の大会だから、負けたらそこで終わりだし、この作者には負けた時のそれぞれの気持ちってのも丁寧に描いて欲しいなあ。この辺にも期待して、以下待て6巻って感じか。

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