観てきましたよ。チャーリーとチョコレート工場。監督がティム・バートンで、主演がジョニー・デップなので、そりゃ観るでしょ?って感じですが、原作をよく知らないので、おもしろいのかなあ?と、多少懐疑的なトコもあったんだけど。
一昨日徹夜で仕事したので、なんか疲れ気味でちょい眠たい感じだったんだけど、映画が始まると見入ってしまって、どんどん映画の中に引き込まれたんで、あっというまの2時間だった。ティム・バートン特有の雰囲気で、毒っぽさとユーモアが盛りだくさん。やっぱりさすが!そんじょそこらの監督と違うね。すごいおもしろかったねえ。
ジョニー・デップ扮するウィリー・ウォンカのチョコレート工場への招待チケットが世界でたった5枚だけ。で、このチケットを手に入れるのが、いかにも癖のあるアクの強い4人の子供と主人公のチャーリー。まずは、このチョコレート工場につとめた事のあるおじいちゃんの思い出話。そしてこの5枚のチケットを巡るエピソードから始まる。
いわゆる前フリの部分もかなりおもしろいんだけど、やっぱりチョコレート工場へ招待されてからが猛烈におもしろい。何から何まで、おお!とか、さすが!とか思ってしまう、完全に抜かりないという作り。
このチョコレート工場は完璧にキチガイな作りな上に、そのカラフルで毒々しい色遣いもすごく良い。招待された子供が次々に酷い目にあったりするんだけど、全く可哀想とか思わないように、すっごい嫌な子供達として描かれているのも映画の文法をわかりきっている監督って感じだね。
キチガイで、子供っぽくて、挙動不審なウィリー・ウォンカの役が、ジョニー・デップにハマり過ぎで、もう文句のつけようもない。そんな感じ。さらに工場で働く小人達として登場するウンパルンパがもう、異常に良すぎる。ティム・バートンの映画が好きならみないワケには行かないだろう、というティム・バートン作品の中でもかなり上位にくる映画だね。
キチガイな映画が好きなら絶対観た方が良い、お薦めの映画!