小田扉氏大絶賛という帯に誘われてうっかり買ってしまった漫画。それがトモネン。失礼ながら、この著者の大庭賢哉氏というのはまったく存じ上げない。ただ、表紙の画風から宮崎駿っぽい柔らかさや、単行本の装丁の良さも購入に至った動機ではある。
Amazonで調べてみると、児童書の挿絵の仕事を多数されているようで、どっちかというと漫画家ではないのかもしれない。(これも間違ってたらすいません)ただ、読んでみた感想はすごく良い。
最初は、小田扉氏大絶賛の文字から小田扉の著書のような脱力系ギャグ漫画風味なのかと思って読みはじめてみたので、かなり肩すかしを食らったというか、根本的に間違ってることを気付かされた。
絵の雰囲気は宮崎駿っぽいんだけど、話の雰囲気というか空気感は鶴田謙二氏に近いかもしれない。鶴田謙二のSFテイストをメルヘンテイストにした感じと言えば良いかもしれない。う〜ん、説明が難しいな。
興味があれば読んでみてください。損はしないと思う。