井筒監督に感じた違和感

井筒監督の映画で好きな作品というと「岸和田少年愚連隊」くらいしかない。というか他はあんまり観てないし、観たいと思うのがなかった。ただ、井筒監督自身は結構テレビに出ていろんなコメントを発していたりするし、別に嫌いではなかった。

よく観る番組で、テレビ朝日でやっている虎ノ門というのがあって、この中で井筒監督が自腹で映画を見に行って、その映画について批評するという「こちとら自腹じゃ」というコーナーがある。自腹で映画を観るので、しがらみに囚われず言いたいことを言うというコンセプト。井筒監督の映画の好みによって採点(星が0〜3の4段階評価)されるんだけど、一般的におもしろいとされる映画の点数が低い事はあっても、おもしろくないと烙印が押された映画の点数が高いという事はない。この辺にある程度の信用があったので楽しく観ていた。

ただ、この前の金曜日は「南極日誌」という韓国映画で、自分がよく観る映画関連のブログでは軒並み低評価。「オールドボーイ」や「マラソン」など他のヒット映画は高評価なんだけど、相当に採点が緩いサイトでもシナリオが適当で伏線が全然消化し切れていないと指摘されていたりするような映画。

この映画に対して星2つの評価でベタ褒めし、スタジオではなぜか同じような吹雪の中の映画として、大昔の邦画の八甲田山を持ち出して、日本陸軍の映画なんか撮るなと激怒するという意味不明の行動をとったので、なんだこりゃ?と不思議に思いネットでいろいろと井筒監督について検索してみた。ちなみに評価はほとんど星0で、ちょっと観るところがあると星1、かなり良いと評価されると星2、星3に関してはほとんどでない。

調べるうちにいろんな事がわかった。過去に映画の撮影中に事故で役者を死なせてしまい、借金を抱えた。そこをシネカノンの社長(在日コリアン)に助けて貰って今映画を取ることが出来ている。さらに、コリアン寄りの発言をして問題になっている事など。こうして考えると、そりゃおもしろくなくても星2つ付けるわな。

詳しくはあんた何様?日記さんをご覧ください。

つーか、以前から金を貰えば、モンスターズインクや、今ならシンデレラマンなどCMに出てまで映画を褒めるのは知ってたけど、自腹で観た映画さえも既に借金と恩のせいでまともに評価も出来ないんだな。映画人としてある良識あるような事ばっかりいっているけど、所詮は金にまみれた存在だと知ってガッカリ。口だけ番長かよ。

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