団地ともおの4巻を購入。前々から好きな小田扉氏の漫画なんだけど、もうタイトルの地味っぷりが既に小田節でこの漫画は最高。基本的に団地住まいの小学生ともおの日々を描いた内容なんだけど、脱力あり涙ありという微妙なところが最高だなあ。
この漫画の良さは、全部が微笑ましいところかなあ?バカな子供にバカな大人にバカな老人。よく考えるとまともな人出てこねえじゃん。でもなんかそういう人いるよなあという微妙なラインのチョイスが小田扉の真骨頂?なのかも?
今回のエピソード的には、単身赴任の父親が休みに帰ってこれない事に怒り、一日中海パンで過ごすともおや、家族旅行に出た先で父親を独占する子供に微妙なヤキモチを妬く母親、ともおの運動会に参加しようとして四苦八苦する父親とか、家族の内容もあれば、生徒と一緒に給食を食べたいが、なぜか凶悪なイタズラをしてしまう校長など、結構ヒットなエピソードが多くて良かった。
小田扉氏の他の漫画はタイトルももっと変だったりと団地ともおは、結構普通めな路線なのはきっと掲載紙がスピリッツだからだろうと思うけど、書店で平積みされるくらい人気が出て良かったなあ。