エピソードIII シスの復讐 プレミア試写会感想


Star Wars, Episode III: The Revenge of the Sith [Original Motion Picture Soundtrack] [Includes Bonus DVD]

というワケで、予告通りにSTAR WARSシリーズ最新作であるエピソード? シスの復讐のチャリティ プレミア試写会に行ってきたので、その感想(自慢?)を書きますよ。当然ネタバレを含むので、ネタバレが困る人は読まないでください。

事前に招待状とチケットの引き替えが必要なので、引き替えの2時間近く前に会場である東京国際フォーラムに行ったんだけど、既に長蛇の列。この手のイベントは、空席を避けるため、招待状があるからと言って必ず参加できるワケではない。当日になって都合が悪くなって来ない人を考慮して余分に招待状を出してあるから。(まあ関係者席とか立ち見もあるので、ホントに入れない事は稀だと思うけど)

仕方がないので2時間近く並んでチケットゲット。にしても並の映画ではないね。普通にコスプレした人いっぱいいるのよ。ビックリしたよ。(雇われなのか自主的なのかは謎だけど)あと、並んでる最中に映画のスタッフらしき人が来たんだけど、誰よ???って感じでわかんなかった。紹介してくれた人も「あのハゲ」呼ばわりしてたし。(笑)

大々的なイベントっぽく会場に大きなデコレーションがあったりして大作(金かかってるのね)って感じがしたし、マスコミ向けにダースベイダーやC-3POやクローントルーパーが居たのも雰囲気を盛り上げてて良かったなあ。上映前には舞台挨拶で、プロデューサーのリック・マッカラムが登場したり。単純に思ったのは、お金払って映画館で見る時より、タダで観る試写会の方が優遇されてるのはどうなの?という事でしたが。

で、実際の映画の内容だけど、映像はシリーズ最高の出来というのは間違いない。オープニングはなんかアトラクションっぽくて熱くなったね。戦闘シーンも燃える展開だったし。スターウォーズシリーズっぽく展開がダイジェストのように次から次へって感じで飽きることもなく最後まで楽しく見れた。

ただ、今回はダース・ベイダーの誕生秘話というシリーズ中でももっとも感心のある部分だったのでそのくだりがイマイチ説得力がなく、なぜアナキン・スカイウォーカーが暗黒面へと堕ちていったのかという部分に不満が残った。

ここからはネタバレなので、改めて読みたくない人には注意します。アナキンは、シス側の強敵ドゥークー伯爵を倒して(殺して)から妻のパドメが死んでしまう悪夢を見るようになり、その不安をパルパティーン最高議長(シスの暗黒卿ダース・シディアス)つけ込まれて、フォースの暗黒面には人の死をも思いのままにできると吹き込まれる。

そしてパドメを死なせたくないアナキンは悩み抜いた末に、暗黒卿に止めを刺そうとするマスター・ウィンドゥの腕を切り落とし、唯一パドメを救う手段を知る暗黒卿を助ける。悩み抜き、後悔しながらも一線を超えたせいか、暗黒卿にひれ伏し忠誠を誓うアナキン。この場面がかなり唐突で違和感を覚えた。アナキンはドゥークー伯爵を殺した時も、ジェダイの掟に反するため殺さずに逮捕に止めたかったのだが、パルパティーンに促されて仕方なく殺してしまう。そして今回、マスター・ウィンドゥが暗黒卿を殺そうとした場面でも、パドメを助けたいから暗黒卿を死なせたくないというのもあったのだろうが、マスター・ウィンドゥの行為はジェダイの掟に反するということでそれを止めようとした。ジェダイ・マスターのはずのウィンドゥがジェダイの掟を守ろうともしないというのが謎だし、アナキンの主張は正論だった。ジェダイ・マスターよりもよりジェダイの掟を守ろうとしていたアナキンがあっという間に暗黒卿にひれ伏したため、そのギャップが余計に際だって大きな違和感になった気がする。

また、もう一点。暗黒面に堕ちたアナキンは、クライマックスでオビ=ワンと対決する時に、自分は暗黒卿をも超える力を手に入れたと息巻く。それは確かに事実だった。しかし、オビ=ワンに敗れ致命傷を負ったアナキンは、暗黒卿により救出され、ダース・ベイダーのあのボディをつけ回復した後、最初に口にした言葉は、パドメの身を案じるものだった。そのアナキンに暗黒卿からは、お前の怒りのせいでパドメは助からなかったと告げられ、慟哭する。このシーンも暗黒面へ堕ちた最大の理由がパドメのためだったはずなのに、それを簡単に裏切った暗黒卿に対して糾弾する言葉が出てこないのは不思議だったし、暗黒卿を超える力を持っているなら、暗黒卿を倒してもおかしくないくらいの場面だった。それがただ慟哭するシーンのみで終わりというのは納得いかない。

というワケでこの2点以外は非常に満足な内容だった。そもそもそんなに熱心なスターウォーズファン(コスプレしたり路上でライトセーバーを振り回したりしない)ではない自分なのでこんな感じなのかなあ?まあファン心理で強引に納得しようと思えば出来なくもないストーリーだけど、シリーズ最大の謎の説明だったのでもっとわかりやすい内容でも良かったような気がするなあ。アナキンがオビ=ワンに敗れた後のシーンはかなり良かったけどね。あのシーンは今までのスターウォーズにはない名シーンだったなあ。ヨーダの活躍や、チューバッカの登場も良かったし。取りあえずもう一回順番に6作見直したい気持ちにはなったけどね。

ちなみに、試写会に来てるのを発見した有名人。高山善廣(プロレス)、叶美香、上原さくら、辺見えみり、南部虎弾(電撃ネットワーク)です。

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