今回でビーストウォーズ リターンズも終了。思えば約半年間長かったような短かったような。ビーストファンなら当然のごとく期待しているであろう、おまけの1話、リミックス版もきっちり収録されているのもさすが!さらにDVDならではというか、テレビでは当然出来ないような、メイキングシーンや、声優達の挨拶?の映像も特典として盛り込まれている。そしてなんと!歌無しかと思われていたリターンズですが、最終巻には「メガトロン音頭」のCDがついてくる!でもメガトロン音頭ってまったく本編では使われてないんだよなあ。このセンスがやっぱりビーストだなあ、としみじみ思った。本編の感想は、例によってもっと読む…からどうぞ。
7巻はラスト2話。物語も終盤で、前回絶対絶命の状態だったサイバトロン達は、ビーコン軍団との最終決戦の様相。この最終決戦の準備中に、シルバーボルトとブラックウィドー、ラットルとボタニカのラブラブフラグが立ちまくる。(笑)この辺のつくりはなんかハリウッド映画みたいだ。ちなみにラットルはラッちゃんと呼ばれています。
最終決戦に備え、オラクルに助けを求めるコンボイは、オラクルからのパワーを受け取り、サイバトロンの面々にもそのパワーを渡す。単純に見た目はかわらないんだけど強くなる。この辺はロボットアニメとしてはちょっと残念。ロボットアニメならやっぱり、メタルスの時みたいに見た目も変わってパワーアップしないとな。
サイバトロンは、ビーコン軍団の数には勝てず、善戦するものの徐々に追いつめられていく。サイバトロンとビーコン軍団がつぶし合っている間に、メガトロンは、ビーストウォーズ メタルスのラストでコンボイが、初代コンボイのスパークの力によって変身した、パワードコンボイのボディに自分のスパークを移す。パワードメガトロン(パワードコンボイで顔だけメガトロン)となったメガトロンは、コンボイ以外のサイバトロン達からスパーク奪ってしまう。
それにしても、やっぱりトランスフォーマーはロボットに変身した方が良いな、ということをパワードメガトロンを見て改めて思った。リターンズは、ロボットではなくて、アンドロイドっぽいのがメカニカルじゃなくてダメーなトコだなあ。
最終的には、コンボイ対メガトロンの一対一の真剣勝負が始まる。が、如何せんカラダの大きさからパワーから何から何までメガトロンが上。ほとんど相手にならないような絶望的状態。
ついには、メガトロンは全サイバトロンのスパークを吸収し始める。さらに巨大化し、絶望的状況がさらにましていく中で、メガトロンは、コンボイの目の前で、サイバトロンのリフォーマット(有機物の完全排除)を行おうとする。その時、コンボイにオラクルから最後の掲示が伝えられ、コンボイはメガトロンもろとも生命の泉(有機物の源)に飛び込む。そして、そのままサイバトロンはリフォーマットされる。
こうしてリフォーマットされたサイバトロンは、有機物と機械の調和が取れた緑の世界へと変貌し、コンボイを除くサイバトロン達にはスパークが戻り、空にはコンボイの顔も浮かび(笑)大団円を迎える。
最終巻だけあって、遊び要素も少なく展開も早かったんだけど、ビーストウォーズの集大成かと思うとかなり感慨深い。最初の放映からは10年近く経っていることを考えると、オレの人生の3分の1くらいの間はビーストビーストうるさく言ってるのか。日本でのトランスフォーマーはある意味一度死んだ状態だったのが、ビーストウォーズのおかげで再び人気を取り戻したのは間違いないと思うし、歴史に残る伝説的番組だったんだなあ。
今回のオーディオコメンタリーは、ワスピータとメガトロン。メガトロンの千葉繁は、もう北斗の拳2の次回予告がインパクト強すぎて名前は小学生くらいら知ってる人なので、なんかおもしろかった。経歴も元々は、時代劇の斬られ役をやってたらしいし、パソコン好きで音響監督とかもやってるというのも初めて知った。
おまけの1話は、恒例の内容で良かった。詳しくは書かないことに。メイキングや、声優達の挨拶映像は、いろいろな裏話があって良かった。タランス役の長島雄一がちょーさんちょーさんと呼ばれていたんだけど、まさか、たんけんぼくのまちの長さんと同一人物だったなんて、全然知らなかったよ。ショッキング。
出演者も言ってたけど、なんかやっぱりもう一回初代ビーストから見たくなるなあ。と思った。こういう時に、DVD全巻持ってると良いね。出演者、制作者の皆様お疲れ様でした。良い作品を世に送り出してくれてありがとうございましたです。